
1/1000 ガンバスター
少し前に黒色無双って塗料が話題になって、いつか使ってみたいなと思ってたので、同じくいつか作ろうと思ってたアオシマの1/1000ガンバスターを合わせてみました。
最高にカッコいいガンバスターを作ろうとあれこれ頑張りました。
仮組み




立体物でガンバスターを見るのは初めてだったので、細部の造形がわかって新鮮でした。
普段バンダイのプラモばかりなので、たまに他社のプラモを作るとパーツ分割とかフレーム構造の考え方とかも違って面白いです。



何もしなくてもかなりマッシブなプロポーションでカッコいいです。




ガンバスターと言えば腕組み、腕組みと言えばガンバスターってくらい印象に残ってるポーズが物理的にどうやっても組めません。
当然といえば当然なんですが、アニメの嘘パースを実写でやるには超えるべきハードルが多いです。
- 腕が短い
- 腕が太い
- 胸板が厚い
- 手が大きい
これらを解決しないと実現しません。
肩の可動域は意外と引き出せるんですが、あまり引き出すと前かがみな小ぢんまりした腕組みになるので、極力肩は引き出さず、胸を張った感じになるようにしました。
肩の不自然さはドストライクガンダムを作ったときにも感じてたことです。
※実は買った後に縮退炉エディションなるものがあるのを知りました。
腕組みパーツ付属してるやん。。。
改修
真鍮線で補強

腕組み改修をする前に、各関節に真鍮線を入れて補強しました。
折れそうなピンにもできるだけ仕込んで全体的に頑丈にしました。
腕組み改修

まず、どう考えても短い腕を1.5倍程延長しました。
この時点でバスターコレダーの開閉ギミックが死にますが、今回は腕組みポーズ固定なので気にしません。
脚のバスターコレダーも接着してパーティングラインを消しました。
ポーズの最終ゴールは箱のパッケージ絵の状態です。

太い腕を原作通りに組もうとすると、必然的に左右の腕を融合させることになります。
少しずつ削っては重ねてを繰り返し、無理のない自然な組み方になるまで試行錯誤します。

当然、胸側も削ります。
ここは最終的にかなり削って折れる寸前まで薄くしました。


左腕を重ねた状態です。まだまだ胸から遠いので重なりが不自然ですね。

肩の引き出しは最小限に。
あと、二の腕も短いので分割して延長することにしました。

ひたすら削っては重ねてを繰り返して、いい感じにできた状態です。
手首はまだないですが、かなり自然な感じになったと思ってます。




ちなみに、左腕は左の肘先から繋がってません。
どうしても構造上左腕の方が長くする必要があったんですが、接続を保持したままだと加工が大変だったので、思い切って切断することにしました。
最終的に繋がってるように見えればいいので、無理に保持する必要はないって事に気付いて一気に作業が進みました。

色々整えてサフを吹いた状態です。
かなり自然ないい感じになったと思います。カッコいいです。
塗装


塗装+スミ入れ状態です。
塗装レシピはあまり参考にせず、目で見た塗料の色で適当に選んで塗ってます。




この時点でかなりカッコいいんですが、今回は黒色無双を使うのでもうひと工夫追加します。
ハイライト追加



エナメル塗料を使ってアニメっぽいハイライトを入れた後につや消しを吹きました。
黒色無双で影を追加



アニメっぽい影を追加した状態です。
正直、この時点では「黒色無双って思ったほど黒くないな」と思ってました。
Black2.0と同じで誇大広告かな?と。
あと、想像以上に塗膜が弱いです。
今回は組み立てた後に筆塗りしましたけど、エアブラシ塗装だとパーツを組み立てる段階で剥げまくります。
塗装面は原則お触りNGなので、単純な面じゃないとエアブラシ塗装は無理な気がしました。
撮影

普通にライトを当てると全然黒くなりません。

ライティングがめちゃくちゃ難しいです。
肉眼だと割と黒くなるときがあるんですが、レンズを通すと駄目になります。

部屋の明かりを消して、照明を一つだけ当てた状態。
ようやくいい感じになってきました。
腰回りは完全に真っ黒ですね。



その後もカメラの設定や照明を微調整しながら何枚か撮りました。
そして途中で気づきました。
右腕が影で真っ黒なので腕組みしてる感じがわかりにくいと。
左腕しか見えてないので不自然ですね。

黒色無双の塗膜が弱いところがここで役に立ちました。
弱いので爪でカリカリするだけで削り落とせるので、あっさり下地が復活しました😁





気を取り直して撮影し続けて…

最終的にこれが一番カッコいい絵かなーとなりました。
カメラの性能と腕前がもう少し良ければもっと良くなるんでしょうけど、素人にはこれが限界でした。
実はここまでの写真は全部スマホ(Pixel5)です。
カメラの進化がエグいですね。
おまけ〜今までのデジカメ(Fujifilm X10)で撮影



色味がちょっと違いますが、今までのデジカメでも綺麗に撮れました。
スマホよりも設定項目が多いので未だに使いこなせてないです。
以上、アオシマの1/1000 ガンバスターでした。
例のBGMが聞こえてくるような見た目を目指しましたが、それなりに上手くできたかなと思います。
黒色無双は癖の強い塗料ですが、パーツの裏等のチラッと見えるけど真っ黒にしたいような箇所には効果的な気がしました。
はみ出しても爪で落とせるのでやり直しも簡単ですしね。